・10月06日(日) あおり運転にみるクルマ業界
昨今、メディアを賑わせているというか、メディアが捲し立てている「あおり運転」。
あおり運転というと後ろからせっついているようなイメージもあるので、本当は「威嚇運転」って名称が正しいかもしれません。
さて、この「あおり運転(威嚇運転)」ですが、残念ながらこの先もなくならないと思います。
何故ならば、クルマというものに興味がなくなっているから。(興味ない人の割合が増えているから。)
たとえ話を用いて説明します。
例えば、よく漫画のシーンで出てくる描写ですが、野球のバットを武器にしている連中って野球部でしょうか?
そうではありません。野球が好きな人が野球の道具を武器にするはずありません。
クルマも同じです。クルマが好きな人がクルマを武器にして人を威嚇するでしょうか。
ここで少し疑問が生まれた方もいると思います。
あれ?某ドイツ車や大きな車が小さな車をあおっているのをよく見るような。。。
そうです。クルマ好きに見えますが、クルマではなく、ステータスが好きな人間は真のクルマ好きとは違います。
実はこのタイプは正反対で、最もあおり運転をしてしまうタイプなのです。
クルマをステータスで乗るタイプの人は自分を大きく見せたいがために、「ナメラレタ」と感じることにとても敏感です。
・車間が狭い。
・サイドミラーに映ってくる。
・ライトがまぶしい。
・(ひどいパターンだと)追いつかれた。
などなど、ポイントはそれぞれです。
しかしながら、クルマがメカとして楽しめなくなってきた以上、クルマに求めるものがステータスにシフトしていくのは必至です。
そうなれば今後より多くの「ナメラレタ」が発生し、威嚇につながるでしょう。
また、「あおり運転(威嚇運転)」が発生するパターンには大きくもうひとパターンあります。
それは「やらかしてしまった」ことを正当化する心理です。
皆さんも経験があるはずです。
例えば何か失言をしてしまったときに、その言葉が正しくなるような言い訳を考えてしまうことが。
これは責められたくない自己中心理から来ています。
最近の知人の話ですが、普通に走行しているときに突然隣レーンの前の車が自車の前に飛び出してきたのでクラクションを鳴らし急ブレーキを踏んだそうです。

(イメージ画)
その後少しの間普通に走っていたらしいんですが、過失者から加害者へ変貌していったそうです。
道路の真ん中で突然停車したり、無理やり先に行かせて後ろから煽ったりしてきたようです。
その後、クラクションを何度も鳴らしながら並走し、全開の窓から殴るそぶりを見せてきたと言います
この「あおり運転(威嚇運転)」の加害者ですが、某B社のSUVの犯人のような人ではなく、普通の60歳くらいのおじさんだったと聞きます
運転にしても何にしても、「やらかしてしまった」なら素直に反省すればいいのですが、なかなか難しいのでしょう。
ここまで長々と書きましたが、「あおり運転(威嚇運転)」を減らすためには、真のクルマ好きを増やすこと、人間の文化レベルを向上させることの他ないのではないでしょうか。
乗っていてワクワクするクルマが増えれば真のクルマ好きも自ずと増えると思います。
この先も石油資源、電気資源を使って個人が自由に動けるクルマに乗り続けたいならば、クルマの安全装置の向上という直接手段と並行して、先述の間接手段も不可欠ではないでしょうか。